2022年冬季オリンピック新種目候補一覧。テレマークスキーなどが追加。アルペンも新たな方向性。
*2018年5月21日の記事です。
PHOTO:Mirko Kuzmanovic / Shutterstock.com
さて、今回は2022年北京冬季五輪の新種目の話題について書きたいと思います。
2022年冬季五輪新種目一覧
すでに国際スキー連盟の公式ホームページにて18日に公開されているので知っている方も多いかと思いますが、2022年の冬季オリンピックの新種目候補が出てきています。
Freestyle aerials mixed team event
Freeski big air,
Snowboard cross team event
Snowboard alpine mixed team parallel event
Snowboard parallel slalom
Snowboard mixed team slalom
Telemark parallel sprint.
この中で最も注目されるのはやはり「テレマークスキー」が入ってきたことでしょうか。ただ、通常のワールドカップで行われているテレマークではなく、パラレルスプリントとなっているので、以下の動画のようになるかと思います。
テレマークスキーって何?という方のための動画
スキー雑誌などを見てきた人はご存知かと思いますが、改めて「テレマークスキーって何?」という方のためにワールドカップ映像がユーチューブで無料で公開されているので下記を参考にしてください。
https://youtu.be/9R2lTNay-ZI< 見ての通り、アルペンスキーとクロスカントリーを足して2で割った種目で、後半がクロカンになっています。アルペンとは違い、ビンディング部分がジャンプやクロスカントリーのように浮く仕組みです。 まだ正式決定ではありませんが、フリースタイルビックエアーなど2022年冬季五輪に上記の種目が追加されるのか今後要注目です。
アルペンはパラレル大回転のウエイトが強くなるかも。
今回のFISミーティングで2021年からアルペンはパラレル大回転が正式種目で決定しています。
一方、昨日メルマガでもお伝えしましたがコンビネーションが無くなるという情報も出ており、今後アルペンスキーの種目がどう変わっていくか注目されます。
今までもパラレルGSはありましたが、2007年のモスクワシティイベントから出てきたパラレル大回転が10年経ち、団体戦などで行われてきましたがこの種目が2021年から本格的にレースとして組み込まれるのかもしれません。
ポールインターバルもGSとSLの間くらいになっており、スキー板も「パラレルGS用」が発売されればスキーメーカーの利益も上がる?(コスト増?)のかもしれませんが、国内でも行われるのであれば家庭への経済的負担が大きくなる可能性もあります。
ただ、現状ではパラレルGS用の板はないので、ワールドカップと同じスタイルになる可能性が高いのではないかと思われます。
具体的なルールなどが公表されれば、またメルマガでお伝えしたいと思います。