全部とは言いませんが、大体のスキー競技やスポーツのランキングを見るとお金持ちの順に並んでいます。つまり、どれだけお金と時間をかけたかが重要。技術と体力、センスだけでは世界で勝てません。綺麗事だけ言っていてはダメで、世の中やっぱりお金です。
昨日、世界最強と言われるオーストリアナショナルスキーチームの選手強化費用についてちょっと書きました。
参照:FISが地球温暖化による雪不足でスキーW杯、FIS/SAJレース期間を短縮か。
また、Twitterでもこう書きました。
そもそもスポーツ選手で強くなりたい、上手くなりたいなら練習する時間が必要です。
生きていくのに絶対必要ではない様々なトレーニングに時間を費やす必要があるわけです。しかも、そのトレーニングが役立つのは体育教師、自衛隊とかインストラクターなどのごく限られた職業のみ。
ぶっちゃけた話、医師免許や教員免許、自動車や機械関連免許を取得した方が将来安泰ですし、就職できる確率は高く、社会貢献にもつながり豊かな生活を送れるはずです。
子供時代に頭角を表してしまった挙句、スポーツに多くの時間を費やして人生後半でお金に苦労するアスリートが多いのは社会問題であり、そうならないよう今回は
「スポーツの正体」
について書きたいと思います。
個人的には
「夢を持て」
はステルスマーケティングだと思ってます。(見えない宣伝という意味)
持つなら「目標」を持ちましょう。
この地球上はいつの時代も資本家の都合の良いルールになっており、彼らが世界を作ってる。
私はお金が諸悪の根源だとは思ってません。
お金自体はただの物体にすぎず、喋りもしないです。
問題はそれを使う人間が問題なのです。
また、お金は良い面もあり人の命を救ったり、人生を豊かにすることもできます。
お金が国民に行き渡れば治安も良くなります。
要は毎日のお金の使い方で人生決まるというわけです。
では、ここからは少し突っ込んだ話をしましょう。
スキー業界が欧州に有利になってる理由
上記の見出しで「資本家が世界を作ってる」と書きました。
スキー業界も一緒で元々お金持ちの家は有利です。
例えば法律を見てみましょう。
税率比較
- サラリーマン:所得税、住民税など様々な税金が給与前に差し引かれる。
- 会社経営者:法人税率:所得800万以上は23%、800万以下は15%。これに給料があれば所得税、住民税を支払う。税金対策を忘れ、年収1億だと半分以上持ってかれたなんて人結構います。
- 株式投資家:20%(正確には20.135%)
この記事を見ている多くの人は働いている人が多いと思いますが、結構な金額が引かれているはずです。
ちなみに有名な話で鳩山由紀夫元首相の母はブリヂストンなどの配当金だけで年間20億円という話があり、税金は20%ですので手元に16億円残る計算となります。
正確な数字は定かではありません。ネットで検索するといっぱい数字が出てきますよ。
鳩山家のことはとりあえず置いておいて、要はここで言いたいのは
「世の中、お金のある人が政治家などを使い、自分達に有利な法律とかを作ってる」
というわけです。
2022年に安倍元首相銃撃事件で某政党や政治家が他国の某宗教団体からかなりのお金をもらっていることが明るみになりましたが、お金持ちが世界を作ってるのが明るみになりました。
場合によっては他国の侵略も戦争をせずに支配下に置くことが可能ということが今後起きてくるはずです。
話を戻しますが、スポーツ業界もこれと一緒でお金のある個人や団体、会社、組織がルールを作るということも実際にあります。
有名なのはスキージャンプ界ですね。
日本人が勝つとルールを変えるスキージャンプ界。アルペンも。
昔、フジテレビのスキーTVという番組でスキージャンプナショナルチームのコーチインタビューが出てました。
前置きで「推測ですが」と言った上で
「日本人が勝った後になぜかルールが変わる」
とコメントしてました。
これは昔から都市伝説ではなく、事実としてあります。
長野五輪後、高梨沙羅選手のジャンプスーツ問題、そして次に起こるのは多分小林陵侑選手潰しでしょう。
アルペン界でも明確に起きており、2010年バンクーバーオリンピックでオーストリアチームが史上初?のメダルゼロに終わり大問題になったことがあります。
2000年代に北米で2回冬季五輪が行われた結果、アメリカチームが一気に力をつけたという現実があります。(日本も)
2002年ソルトレイクシティ冬季五輪は72億円の黒字でした。
五輪開催が決まれば選手の露出度が上がりますから、スキー連盟に入るお金も増えるという構図になります。(選手の収入の一部は連盟に入る仕組み)
これに加え、アメリカには寄付文化があるので相当な金額があるわけです。
しかし、バンクーバー五輪で「欧州が面白くない」と思ったのかわかりませんが、アルペンのポールセットのルール変更が相次ぎ、R35になったりR30になったりと細かく調整。いわゆる
「直線的なポールセットの時代から欧州選手が得意な振ったポールセット」
になったわけです。
その象徴が2014年ソチ五輪男子回転2本目のセットでしょう。
コスチリッチ兄妹の父のアンテのセットは世界中で論争となりました。
解説を務めていた木村公宣さんも次々に選手が転倒していく姿を見て、コメントしずらい印象で「4年間頑張ってきた結果、このセットはないでしょ」といった雰囲気でした。
ですが、このセットで上位になった選手達が2015年以降、W杯をリードすることになりました。
ヒルシャー、クリストファーセン時代の突入です。
個人的にはアンテのセットは「アルペンスキーは欧州のもの」を主張したかのようなセットであり、ソルトレイク、トリノ、バンクーバーで日本人、アメリカ人が活躍したので、本音は欧州時代を取り戻したかったのかなと思ってます。
アルペン日本チームは予算も少なく、選手もなかなか育ちにくい状況が続き、それは今も続いてます。
これには思想も関係しており、日本のスポーツがなかなか世界で通用しないのは効率をタブーとする文化も関係しています。
ラクして成功することを嫌う日本文化。効率重視の欧州・アメリカ
日本人の思想というか文化には成功した人、ラクして成果を出す人間に対し嫉妬したり攻撃をする文化があります。
一方、キリスト文化圏ではこんな考え方の違いがあります。