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アルペンスキーSLシンガード特集。パンチュローが世界一速いのは1ターンの質が1番高いから。

アルペンスキー競技のスラローム(回転)で使われるシンガード(レガース/膝当て)はこちらに豊富にあります。

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PHOTO:Alexis Pinturault (FRA)/PHOTOMDP / Shutterstock.com

1ターンの質を上げると1旗門目から大差になる証拠動画


パンチュローのサロモン時代。優勝ヒルシャー、3位リゲティ/PHOTOMDP / Shutterstock.com

まずは優勝したマシュー・フェーブル(フランス)と1本目トップだったアレクシス・パンチュロー(フランス)の比較動画をご覧ください。

この動画は2021年アルペンスキー世界選手権イタリア・コルティナ・ダンペッゾォ男子大回転1本目の動画になるのですが、このときパンチュローは圧倒的なタイムでゴール時点で2秒以上離していました。

*公式の1本目リザルトはこちら(PDF10ページ目)

 フェーブルは1本目0.58秒遅れの4位からの逆転優勝という結果だったのですが、パンチュローのあっけない2本目途中棄権で早々と消えたので、ゴールしていたら接戦だったのではないかと思われます。

  ちなみに1本目のポールセッターはフランスのMUNIER Fabienでした。(2本目はノルウェーのROTTENSTEINER Michael)

 ここが結構このレースではポイントで、1番スタートのマルコ・オーデルマット(スイス)、2番スタートのフィリップ・ザブチッチ(クロアチア)が見事に斜面変化で失敗するという波乱の幕開けとなった男子GS1本目でした。

 今回フォーカスするのはスタートからの序盤ですが、パッと見た感じでは湯沢のワールドカップに似たような横に振ったセットでした。

 なぜ同じフランス勢でもこんなに差がつくのか。

具体的に言うと

ポイント

  • パンチュローは前半の捉えがフェーブルより圧倒的に早く
  • 同じスキーのズラしを使ってもズレが最小限であり
  • ターンで最も加速する後半をうまく使っている。

という3つの点が挙げられます。

 実は1本目3番スタートで15位だったヘンリック・クリストファーセンも情報がギリギリ入ったのか、ターン前半の捉えを早くし、多くの選手が失敗した中間箇所を無難に通過したのですが、逆にターン後半を生かしきれず、15位に沈んでいます。(2本目は加藤聖五選手9位、クリストファーセンは10位のタイムでした)

  また、捉えだけはおそらくワールドカップ選手の中で1番早いビクター・ムファット・ジャンデット(フランス)でも、前半のターン始動が早くてもズラす時間が長いと1本目21位まで沈むといったことが起きているので、このフェーブルとパンチュローのGS比較動画は非常に参考になる部分が多いかと思います。

 多くの選手がターン前半の捉えを早くしようと「ズラし」を使うのですが、結果これがタイム差となって、かつ中盤のセッターのトリックに引っかかり、スタート後半の加藤選手当たりが情報が豊富で有利に働いたというレアな試合だったのではないかと思います。

 クリストファーセンもGS・SL共に捉えが早い選手ですが、やはり最も加速するターン後半で板を滑らせないとアルペンスキーはタイムが上がりません。

 アルペン競技はこのターン後半をギリギリまで使い、かつライン取りが1番適切だった選手が有利になるようになっています。

 多くの人が勘違いがちなのは、「直線的に滑る選手が1番早い」と思ってる方がいますが、実際は丸い弧でも優勝をしていく選手は過去にも大勢いました。

アルペン競技で重要なのは

  • エッジングが短いこと
  • 加速する時間が長いこと
  • そのセットにあった適切なライン取り

この3つのバランスでほぼ決まり、多少ラインが乱れてもタイムは出ます。

もちろん、ライン取りは最短距離が理想ですが、距離を意識しすぎるとリスクが高まります。トップ選手でも失敗するので、こ3つを普段から意識した方が上達が早かったりします。

 2021アルペンスキー世界選手権男子GS1本目のセットに関してはパンチュローが正解であり、インスペクションでもしっかりと見抜いていたのでしょう。

フランス勢がこのようなトリッキーなセットを普段からやっていたのかわかりませんが、セッターアドバンテージがあったのも事実ではないかと思います。

参考になれば幸いです。

*上達に役立つ過去記事はこちら
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