今回のスキー選手名鑑は日本のアルペンスキー史上最多のW杯表彰台回数を記録し、40歳から2026イタリア・ミラノ・コルティナ冬季五輪を目指す佐々木明選手のプロフィールとスキーテクニックについて書いてみます。
佐々木明プロフィール
- 生年月日:1981年9月26日
- 出身地:北海道
- W杯表彰台回数:3回(2003ウェンゲン、2006シュラドミング、2006志賀高原)
- W杯成績:トップ5:7回/トップ10:21回/トップ30:49回(うちGSは2004年のゾルデン)
- 使用マテリアル:サロモン→ブリザード→サロモン→2022年現在契約なし(ウエアはゴールドウィン)
実は私、佐々木明選手と1度だけGSで対戦してますw
私は前走でしたがタイムは当時高校1年生の佐々木明選手と1本で2秒9差をつけられましたね。
いわゆる「怪物高校生」といった印象で1年生からインパクトがありましたが、2002年ソルトレイクシティ五輪までは世界的にはごく普通のスキー選手といった印象でした。
やはり、印象的なのはゼッケン60番から2位までいき、W杯でも難しいとされるスイスのウェンゲン男子回転でしょうか。
誰も予想しなかったこのW杯レース。
ここから佐々木明選手のスキー人生が一気に変わります。
第1シードに長年定着し、引退する2014年の最後のW杯クラニスカゴラでも確か2本目8位くらいのタイムで、22位という成績を残しています。
また、彼の世代はアルペンスキー日本代表黄金期であり、皆川賢太郎、湯浅直樹の3トップで
「3選手もオリンピックメダル圏内」
という状況でした。
そういった時代にW杯を中心に活躍してましたが、2014年に引退。
その後、山スキーヤーとして8年過ごし、W杯よりも厳しい環境を経験。
そして2022年、40歳でアルゼンチン選手権男子回転から現役復帰をし、いきなり優勝。
今に繋がっています。
佐々木明選手のスキーテクニック
2002年のソルトレイクシティ五輪の時まではあまり滑りに印象がなかったというのが私の感想です。
しかし、2003年以降独特の滑り方になったなという印象を持ちました。
具体的には