ここで言う「基礎スキーヤー」とは全くアルペン競技をやったことのない人のことを指します。また競技経験がなく、基礎スキーのみで1級取る人もいるので
「絶対ではない話」
ということを最初に書いておきます。
ですが、基礎スキー検定受験経験者全体で見ると、やはり競技経験者のほうが圧倒的に合格率が高いと思うのは私だけでしょうか。
- なぜ技術選上位がアルペン出身者ばかりなのか
- また、基礎スキーしかしない人がポールに入った途端下手になるのか。技術選で上位に食い込めないのか。
そもそも「スキーの基礎」とは何なのかを解説します。
ここを知らないと、いくら努力してもスキーは絶対上達しないと断言してもいいです。
絶対ではないですが、アルペン元日本代表選手と練習した身として言えるのは、
基礎スキーの大会なのにアルペン出身者が上位な理由
- スキーの基本が全部アルペン競技にあるから
- スピードを出すということは技術がないとできないから
- アルペンスキー選手は夏場毎日吐くくらいトレーニングしているから
実に単純明快な話であり、圧倒的にこなす「時間」と「量」が違います。
また、
- アイスバーンを滑らせる
- ダウンヒルをやらせる
この2つができる選手はたいていうまいです。外足、内足、腰の位置、上半身の使い方を覚え、毎日15本くらいは滑り込みます。
そして、きちんとしたコーチの元で鍛える人と、独学でやる人では圧倒的に差が出ます。
どこで努力するかが重要であり、努力の仕方を間違えると10年経ってもバッジテスト1級、2級は受からないです。
アルペンスキー選手が基礎スキー検定の練習しなくとも合格してしまう理由
なぜ私が今回こういったことを言うのかと言うと、私が高校スキー部の練習の合間に、休日にSAJ基礎スキー検定1級を遊び半分で受けに行って一発合格し(午前の研修まで何の種目をやるか知らずに行った・・・苦笑)、一方10回以上受けた40代のおじさん(当時)は不合格通知を受けて泣いていたので、皆さんにとっとと上手くなってほしいと思ってブログに書くことにしました。
当たり前の話ですが、努力の仕方を間違えるとスキーに限らず、どんな分野でも結果が出ません。
別の言い方をすれば
- 努力信仰に陥って、練習で満足する人間で人生終わる
わけです。
特にバブル世代や体育系社会で育った人にこういった「努力の鬼」が多い傾向があるので、無駄な練習はとっとと止めましょう。スキー検定に何度受けても合格しないのは明らかに間違った努力であり、場合によってはあなたがカモにされています。
「人生無駄なことなんてないは嘘」
です。
無駄なことを教え、上達スピードを遅くし、レッスン料を少しでも取ろうとする人にお金と時間を費やすべきではないです。
下手なスキーヤーと上手いスキーヤーの決定的な違い
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昔は私も努力信仰者でした。
ですが、ある日を境に考えが変わりました。それは
- なぜ練習サボっている連中に負けたのか
試合で負けることで、なぜ自分が負けたのかを高校1年生の時に考えました。
そしてこの行動で成績と技術が上がっていったわけです。
具体的には