IT SKI BLOG.com Produced by RAP

全長5キロ世界最長ダウンヒルコース計画。2022スイス・イタリアアルペンスキーワールドカップ情報まとめ

Alpine Ski News

このページは新たに開設されるアルペンスキーワールドカップ会場予定であるスイス・イタリアをまたぐツェルマットW杯についての情報をまとめています。

世界最長5キロ滑降コース案消えるか。アルペンスキーワールドカップ世界最長コース計画変更案。

2021/8/22

コース設計者であるデファーゴが新たなコースレイアウトを発表し、ウェンゲンが世界最長のままになるかもという記事です。

参照:世界最長5キロ滑降コース案消えるか。アルペンスキーワールドカップ 世界最長コース計画変更案。

ウェンゲン継続へ

*2020年5月29日の記事から

今月ブログに書いた、アルペンスキーワールドカップスイスウェンゲン削除案。

この話は和解となり、ウェンゲンの継続が決定しました。これにより、代替会場であるクランモンタナが消えたことになります。

なお、もう1つのツェルマットの5kmダウンヒルがどうなるのかも気になるところですが、もし実現すればウェンゲン(4.4km)とツェルマットの5キロのレースとなり、オーストリア・キッツビューエルのような人気レースが増えることになるのかもしれません。

続報があればまたお伝えします。

FISが2022年からアルペンスキーW杯世界最長ツェルマット5kmDHレースを計画

*2020年5月24日の記事から

現在、アルペンスキーワールドカップの世界最長コースはスイスのウェンゲンです。

コースプロフィールは全長4480m、標高差1028mとなってますが、スタート地点の標高は2315mということで北海道の大雪山くらいで行われています。この記録を遥かに上回るワールドカップレースが2022年に1つ誕生しそうということで欧州で話題になってます。

2022FISアルペンスキーワールドカップツェルマット滑降はスイスからイタリアに抜ける全長5kmのコースを予定

ツェルマット
photo credit: miroslav.volek 18.02.2015, Gornergrat Bahn, Riffealp – Riffelberg via photopin (license)

場所は同じくスイスの代表的な観光地、ツェルマット。ここからイタリアの国境を越えるコースを予定しており、スイスで2大ダウンヒルレースをやる計画が水面下で進行中ということです。

先日のウェンゲン抹消問題も解決に向けて動きだしてるようなので、新たなスイス2大クラシックレースとなるのか非常に気になります。

ただ、問題を挙げるとすれば

「スタート地点3900m」

という場所は果たして肉体的にどうなのか非常に気になります。

スタート前に高山病にならないのか。そしてスタート後にちゃんと冷静に判断できるのかなど新たな課題も出てきそうです。

ちなみに個人的に2003、2017年のアルペンスキー世界選手権会場であるスイスのサンモリッツでコルヴァッチの山頂から滑りましたが、ここでも3305m。かなり空気が薄く、バーンコンディションは岩の上に氷という状況で鏡のようなコースでした。

私以外は誰も滑る人がおらず、エッジtoエッジで滑ることができないと、転倒したらそのまま延々と流されていきます。こういった標高が高いコース特有のリスクも考えて構成する必要もあり、安全性も問題視されるのではないかと思われます。

とはいえ、全長5キロを越えるので見て見たいですね。ちなみにレース日程は2022年11月の第1か第2週を予定しており、北米での高速系開幕戦という形式はなくなるかもしれないということです。

もし実現すれば記念すべき第1回大会となり、世界中からスキーファンが押し寄せ、宿泊施設の予約争奪戦になるのは間違いないでしょうね。W杯終了後も、同じコース滑る人も出ることでしょう。

  • ちなみに「これはウェンゲン潰しではない」というコメントを入れているのがちょっと気になりますね・・・。資金的に余裕のあるクランモンタナがウェンゲンの代替レース候補地となってますが、このクランモンタナとツェルマットは76キロしか離れていなく、車で1時間半で移動もできます。裏があるとは思いませんが、スイススキー連盟の方で何らかの大きな動きがあるのは間違いないでしょうね。

参照:https://www.rts.ch/sport/ski/11342336-ski-la-plus-longue-descente-de-coupe-du-monde-a-zermatt.html
参照:https://www.sueddeutsche.de/sport/ski-alpin-lauberhorn-streit-beendet-1.4922315

アルペンスキーワールドカップスイス・ウェンゲン大会が消えた場合の代替案。来季は欧州限定W杯の可能性も。

*2020年5月20日の記事から

すでに海外でも大きな話題となっているアルペンスキーワールドカップウェンゲン削除案。

結論から言うと

  1. ラウバーホルン大組織委員会(OC)とスイススキー連盟が収益を巡って揉めている。(連盟と子会社がマーケティングと放映権を持っており、販売している。( Swiss-Ski Weltcup-Marketing AGという子会社があるそうです)
  2. CAS(スポーツ仲裁裁判所)でも決着つかず
  3. スイススキー連盟はFIS(国際スキー連盟)に対し2021−2022シーズンからウェンゲンをワールドカップから外すよう要求中
  4. FIS側は無くならないよう動いている(らしい)
  5. よって2020−2021シーズンがワールドカップ上では最後の大会になるかもしれない。

ということで、放映権などでスイス国内で分裂が起きています。

ここまではみなさんが昨日知った国内ニュースかと思いますが、この先も実は続報が出ており、もしウェンゲンがワールドカップから外れた場合、次の候補もすでに出てきています。

財政的に余裕のあるクランモンタナが候補か。

2019年11月からスイススキー連盟の新しいマネージングディレクターに就任したベルンハルト・アレガー(Bernhard Aregger)氏によれば、万が一ウェンゲンが消えたら、2025年のアルペンスキー世界選手権立候補地であるスイス・クランモンタナが代替案の最有力候補と発言しており、水面下で最悪の事態をすでに想定して準備も進めているそうです。

Das Lauberhorn mit dessen einmaliger Kulisse von Eiger, Mönch und Jungfrau sowie den Schlüsselstellen wie Hundschopf, Minschkante und Ziel-S könnte stattdessen bei anhaltenden Meinungsverschiedenheiten durch Rennen an einem anderen Schweizer Ort ersetzt werden, so die Absicht von Swiss-Ski-Präsident Urs Lehmann und -Geschäftsführer Bernhard Aregger. Infrage käme als Ersatzort wohl am ehesten Crans-Montana, das über grosse finanzielle Mittel verfügt, für die WM 2025 kandidiert und in dessen Kandidaturkomitee auch Lehmann als Vizepräsident prominent Einsitz nimmt.

参照:https://www.watson.ch/sport/ski/701105193-ski-weltcup-swiss-ski-streicht-lauberhornrennen-aus-dem-weltcupkalender

個人的にはお金だけでなく、来期の収益を巡って「様々な大人の駆け引き」が新型コロナウイルスの影響であちこちで出てきているのではないかとちょっと思ったりもします。

国際スキー連盟は「ウェンゲンを失いたくない」と発言もしているので、なんだかんだで無事に続くのではないかと思うのですが、果たしてどうなるか・・・。

個人的にも実際に見に行ったワールドカップの1つであり、スビンダルやノルウェーチームと同じ登山電車で登った思い出深い場所でもあるので、無くなって欲しくないですね。(ノルウェーチームと私以外は全員中国人観光客というすごい光景でしたけど・・・。しかも中国の人は1人もスキーウェアの人は存在せず、普通の上着。アルペンスキーワールドカップの観覧がツアーに組み込まれていたという感じの御一行様でした。)

続報があればまたお伝えします。

テキストのコピーはできません。