基本上昇の影響もあり、大会がどうなるか心配されましたが今週は当初の予報よりも気温が下がり、無事開催されました。
*12月10日の画像
すでにワールドカップは始まってますが、国内戦もまもなく開幕となります。
ですが、残り10日ほどとなってますが、阿寒湖スキー場ウタラ、糠平温泉スキー場共に気温が下がらず、積雪が十分に確保できていない状況となっているようです。
以下の画像は12月2日、3日現在の写真となりますが、今後1週間の天気予報を見ても最高気温が5度以上ある日もあり、かなり厳しい状況となっています。
ぬかびら源泉郷スキー場
— しもさん @北海道放浪中 (@simor700) December 2, 2021
雪無いね~ pic.twitter.com/312ljUjecT
現地ではすでに宿泊予約が4000人以上、今月だけでも高校、大学の合宿だけでも400人いる状況で、この写真を見る限りでは、現地で選手たちが雪上トレーニングができない状況となっているのではないかと思われます。
私も経験がありますが、毎年この阿寒の開幕戦前は阿寒周辺スキー場で合宿が盛んに行われ、現地で大会に臨むわけですが、今年はこの記事を書いている時点で日本海側くらいしか雪がないのではないかと思います。
今後1週間の阿寒湖の予報を見ても夜は冷え込んでも日中は6度、7度まで上昇。来週からようやく日中の最高気温が1度という日が1日ありますが、
12月15日:最高気温9度
12月16日:最高気温7度
という予報なので、かなり厳しいのではないかと思われます。
仮に大会ができたとしても
「ほぼぶっつけ本番でスタート」
になり、かつバーンコンディションが例年通り保たれるのかという不安もあります。
ちなみに北海道はどこもまったく雪がないようで、札幌市内も積雪ゼロの状態。かつて全日本選手権が行われていた手稲山にうっすら雪がある程度で、近郊のスキー場の方はある程度雪がある状況といった話を聞きました。
2004年のワールドカップシーズンはかつてない雪不足で大会中止が連続したことがありますが、今シーズンは国内のFIS/SAJ公認大会も大きくスケジュールが狂う可能性もあるので、参加する選手たちは同じ日に2つのレースを申し込んでおくなどのリスクヘッジも考えておく必要があるでしょう。
スタッフの皆様は必死にスキー場オープンに向けて努力をなさっているので、なんとか開催してほしいなと願うばかりです。
ちなみに全日本選手権は100回目の記念大会となります。
*今後の北海道・道東方面の公認大会スケジュール
2021/2022 12/16-12/17 第34回ゴールドウインカップ阿寒スラローム大会(FIS)2021/202212/17-12/18 第3回フィッシャーカップ阿寒スラローム大会(NJR)
2021/2022 12/18-12/19 第6回セコマカップ阿寒スラローム大会(NJR)
2021/2022 12/21-12/24 道東シリーズ第23回ぬかびら源泉郷GS大会(FIS)
2021/2022 12/26-12/30 第100回全日本スキー選手権大会・アルペン競技・技術系種目(GS/SL)
2021/20221/4-1/7 第23回 ぬかびら源泉郷GS/SL大会(FIS)
2021/20221/8-1/10 2022 ぬかびら源泉郷ユースSL/GS大会(SAJ B)