IT SKI BLOG.com Produced by RAP

あなたがアルペンスキーでタイムが出ないたった1つの理由

Ski technique

PHOTOMDP / Shutterstock.com

アルペンスキー競技初心者とトップの人の決定的な違いは

  • スキー板をズラして滑っているかいないかの違いが1番大きい

です。

 別の言い方をすれば

 「順位が良い選手ほどブレーキをしないで滑り、順位が下の人ほどわざわざブレーキをかけて滑っている。」

というわけです。

  もちろん、細かい技術のことを言えばいろいろあるわけですが、結局ここに行き着きます。

 上体だろうが、腰の位置だろうがブレーキをかけているからタイムが出ないわけです。

 1つわかりやすい例を出すとフランスのビクトル ムファジャンテがいます。

彼もここ数年大回転でタイムがまったく出なくなりました。

ビクトル・ムファジャンテが遅くなった理由

答えは非常に簡単で

「ターン始動が異常に早すぎる」

というのが1つあります。

 最もそれがわかりやすかったのは2021年アルペンスキー世界選手権コルティナ・ダン・ペッゾォ男子大回転です。

 彼は

  1. 振ったセットに対し、ターン始動を早くするため、上からを意識しすぎた
  2. その際にスキー板を縦にしてたわませようとしているが、結果雪煙が上がり、ズラして序盤の振ったセットでタイムロスした。

という彼の1番悪い部分が出ています。

 ただし、この滑りにはメリットもあり彼の過去の成績を見るとテクニカルなセットが立つクラシックレースで表彰台に立っています。

ムファジャンテのリザルト比較

クリストファーセンも少し彼に近いのですが、いわゆるターン始動が早い選手は途中棄権になりリスクも減り、かつターンが遅れることが少ないため、完走率は上がります。

 なので、難易度が高いコースやセットになるとこういった選手たちは成績が上がり、スイス勢みたいに直線的に滑るタイプの選手が途中棄権していくので、勝手に順位が上がるといったことでジャンプアップする場合があるわけです。

 なので、ずっとこの滑りをしていれば

「いつか当たりが来る」

という経験をするのがこのタイプなのですが、実力で上がることは難しいです。

 クリストファーセンがムファジャンテと違うのは、クリストファーセンがターン後半まで板をたわませきちんと加速している点であり、ズラすテクニックを最小限にしているためです。

 しかし、上記のムファジャンテの全成績を見ると20番以下にも彼はもう入っていません。

 それはターン始動が早すぎたり、ターン前半から板をたわませることができないから結果タイムが出ないことが多々あるのです。

おそらく現在履いているサロモンから他者にマテリアルチェンジしたとしても状況が変わることはないでしょう。

 ターン始動、板の方向づけに関してはムファジャンテがW杯選手で1位、2位を争うくらい彼は早いので、その辺を意識して見て見ると良いかと思います。彼はターンは早いですが、その際に板をたわませることができず、ズラしてポールに入っているのがここ数年目立っています。

 ターンは早すぎてもタイムが伸びないのです。

テキストのコピーはできません。